30by30とは

30by30(サーティ・バイ・サーティ)とは、2030年までに地球の陸・海それぞれの30%の面積を保全する、という目標のことです。これは、効果的に自然の劣化を防ぐには、まずは自然が適切に保全されている場所を一定面積以上、維持することが必要だという考え方に基づいています。

30by30は、科学的データに基づき国際的な議論がなされたあと、イギリス・コーンウォールで2021年6月に開催されたG7サミットで合意された「G7・2030年自然協約」、そしてカナダ・モントリオールで2022年12月に開催された生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)で採択された「昆明―モントリオール生物多様性世界枠組み」の目標3に記載されました。

また、2023年3月に閣議決定された新しい生物多様性国家戦略にも、30by30が達成すべき目標の一つとして盛り込まれています。